サイマティックス考察。インド哲学、音は神なり
サイマティックスから考察するインド哲学 – 音は神なり
この動画は、「Cymatics」という非常に興味深い、音の実験記録です。
実験のセットアップは、スピーカーの上に薄い鉄板を置き、その上に細かい砂を撒いたものです。
音を鳴らして鉄板を振動させると砂は移動し、砂模様のパターンを描き、音は可視化されます。。
そして、その美しき 幾何学模様の曼荼羅は、音の周波数の高低により、万華鏡の如く変化していきます。
(余談ですが、実験は 6051Hz まで周波数を上げたところで終わっていますが、そのような高周波は人間の耳にはキンキン音のカナリきつい音なので、視聴者を考慮して、実験音はあえて流さず、上に別の音楽を乗せて動画編集してあるのでしょう)
音の概念
サイマティックスについて考察していく前に、まずは音についての予備知識をお伝えいたしましょう。
音とは振動です。
そして、1秒間に振動する回数のことを周波数と呼び、その単位はHz(ヘルツ)で表します。
このことから、60Hzは1秒間に60回振動するということになります。
また、1秒間に振動する回数が低ければ低い音。
1秒間に振動する回数が高ければ高い音という様に、
周波数は音の高低を決定します。
さて、ここから本題に入ります。
このサイマティックスの実験でわかることは、
『音=振動は形を創る』ということ。
そして『音の周波数によって形は決定する』ということです
これは非常に興味深く、誤解を恐れず言及するならば…
おそらく、『宇宙の形も音によって形創られてきた』といえるでしょう。
現在の宇宙空間には空気がないため、音が存在しないという意見もありますが、
約137億年前のビッグバン直後の宇宙は「原始大気」のようなものに覆われており、十分に振動を伝えられることが可能でした。
つまり、「原初の宇宙では、音が存在していた」ということがシミュレーション実験で明らかになっています。
(現在でも、NASAにより、薄い大気のある木星などの天体で音が確認されています)
また、実験動画では、単純な砂模様(セル)が現れる低周波の低音から、周波数を上げた高周波の高音になるにつれて、砂の描くパターンが複雑になっていく様子が見られます。
その様を見ていると…
『単細胞生物は低周波により、多細胞生物は高周波により形成される。』
というような妄想ともいえる思想さえ、私の頭に浮かんできます 。
しかし、あながちその考えは単なる妄想ではないかもしれないのです。
キリスト教のバイブル、新約聖書の第一章にも『始めに言葉(音)在りき』とありますし、
インド古典音楽家やヨギの根底には、『NADA BRAHMA』
(ナーダブラフマ / 音は神なり)という哲学思想があり、
それは、古代から現在に至るまで強く信じられ継承されてきています。
さらに、フラフクタルなどの自然紋様のパターンもサイマティックスにより音模様として表せるようですし、
ヒトデ(低周波)や三葉虫(高周波)といった様々な生物の形状さえも、サイマティックスのパターンに見出せるようです。
こうしてみると、私たちがよく知る「音楽」というものは、
「音」の持つ、ただ一つの側面に過ぎない。ということ
『音が現象世界を構築する』
正に、インド哲学が指し示してきた、
“Nada Brahma”(音は神なり)なのです。
Hari OM
Ikki Bando
……………………………………………………………………………………………………………………..
…………………………………………………………………………………………………………………….,
ヴァイクンタヨガ沖縄について
ヴァイクンタヨガ沖縄は沖縄県那覇市・国際通り沿いにて、18年の永きにわたり人々から愛されている会員制の老舗ヨガスクールです(ゆいレール県庁前駅より徒歩5分)
ヨギである坂東イッキをはじめとする、ヨガを愛して止まない練習熱心で経験豊富なインストラクター陣が、老若男女、初心者から上級者まで、個々のニーズに合わせた多彩なプログラムを用いて、どなたにもわかり易く上質なヨガの技術をお伝えさせて頂いております。
オススメは、ココロとカラダを健康に導く為のオリジナルメソッド・ヴァイクンタヨガのクラスです。
また、ヨガ資格の取得をお望みの方には、国際基準RYT200全米ヨガアライアンス認定のヨガインストラクター養成講座をご用意しております。
騒々しい那覇国際通り沿いとは思えない程の、凛としたスタジオ空間の中で、心身共の健康をヨガでサポートさせて頂きます。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。