インドという国の良し悪しの二元を超えた魅力とは？

インドという国の良し悪しの二元を超えた魅力とは？

私はコロナ前まで、1990年代中頃から毎年のようにインドにヨガ修行に行っていたので、

「どんなところですか？」とか、

「何度も行かれているので、さぞかし良い所なんでしょうね？」

と人から尋ねられることも多いのですが、

自分の中でインドに行くことは定例化されていて、イイとか悪いとかいう判断は、実はつかない状態なんです。

もちろん、私が自分のグルジの元へ毎年、ヨガ修行に行っている事に関していえば、

比較無き素晴らしいモノだと言い切れますが、

インドという国自体については正直、いいんだか悪いんだか…

もうよく分かりません。

良い悪いの二元を超えた、イカレ具合いが時には不条理極まりなく、理解不能で腹立しくもあり、

その癖、インド滞在の前後にストップオーバーで訪れる他のアジアの国々では感じるコトの出来無い、奥深さがこの国の魅力なのでしょうか…　　

いや.. もうそれさえも判断し兼ねます。

そうですね.. あえて例えるのであれば.. 

長年一緒に居過ぎて、良いか悪いか判断のつかなくなった、そう、アナタの旦那様へのアナタの想いと同じ。と理解して頂ければ幸いです 笑

さて、冗談はさておき、

インドについて語るなら是非、皆さんに伝えたいコトが有ります。

私は二十代後半から三十代中盤にかけてヨーロッパに仕事の為、住んでいたことがあるのですが、当時、あちらに住む日本人数名のご年配の方から可愛がって頂き、

よくお話を伺う機会があったのですね…

十代の若い時分に単身で海を渡り、ヨーロッパで寿司屋をチェーン店化し、大成功された起業家の御老体や、

若くして彼方の方と大恋愛の末、結婚されて、老年期を迎えて旦那様を亡くされた老未亡人等、

その方々との話の内容は、仕事について、恋愛について、人生について..

話の中でご老体のみなさんから沢山の学びや人生のヒントを頂いていました。

で、そんなヨーロッパに住む日本人のご老人の皆さんが言うことに…

「とにかく自分が死ぬ時は日本で死にたい」 と… 

みんながみんな口を揃えてそう言うのです。

所変わって、インドにも同じ様に御老体の日本人が住んでいるわけなのですが、

（世界中どこにでもいるよ日本人）

同じ様にその話を振ってみると…

「私が死んだらガンジス河に流して欲しい」 と…

みんながみんな、平気でそう言うんです。

これは全くもって不思議な光景。

インドとはそう云う処なんです。

Hari OM

ikkipedia

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画像は私、坂東イッキの25年来のヨガの師で高僧でもあるBr. Rudara Dv 師。

尚、名前の冠に付いている Br. とは、Brahmacharya（ブラフマチャリア）の略で、意味は、一生涯家庭を持たず結婚もせず性交もせず、神にその身を委ねて生きる人。

現存の聖人ヨギです。

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