– 冥き実相の彼岸 –

生まれ生まれ生まれ生まれて生のはじめに暗く、
死に死に死に死んで死の終わりに冥い。
-弘法大師空海-
この言葉は8世紀の僧、弘法大師空海が生と死の本質を【非人情】に
た
に
私たちは、生まれた瞬間より、
死の方に歩み始めている。
死は確定している。
そして、死んでもまた生き返る。
生、死、生、死と永遠に繰り返す。
その生と死の堂々巡りを、(輪廻転生)
誕生はクライ。そしてまた、死もクライと言い放った空海。
(【暗い】と【冥い】をかけています)
すなわち、輪廻は【苦】であると達観した
人間の無常感溢れる虚しい句になっています
輪廻については、
インドのスムリティ(聖伝聖典)であり、ヨガの聖典でもあるバガバッドギータ中に
生まれたものは必ず死に
死んだものは必ず生まれる。
必然、不可避のことを嘆かずに..
2章27節より
と在りますし、
また、空海より1400年程前の時代に生きた聖人・釈迦は、今世で生きる人の根本的な属性を四苦八苦と見做し、
それらを含めた輪廻転生システムの在り様を、これまた非人情に【一切皆苦】と切り捨て説きました。
即ち、輪廻転生システムとは【苦】であると
【輪廻は 冥い】空海
【輪廻は 必然不可避】ギータ
【輪廻は 苦】釈迦
これらの聖人、聖典の言葉は
輪廻に囚われた人間の絶望的な状況を啓示しているのでしょう。
【良薬口に苦し】と云いましょうか、
この世の実姿は時に耳にも目にも絶えがたきものなのかもしれません。
しかし、空海はこのようにも説いております。
生きとし生けるものは本来、
仏さまの智慧、仏智を備えている。
私たちは本来、仏である
という事実にお気づきなさい。
という、耳や心に優しい言葉も説いてくれております。
しかも、これは彼の一生涯の思想の中核に
鎮座していた言葉でもありました。
1200年後の今日に於いても、彼の真言はなんら色褪せることなく..
今生は学びの場、今生で学びなさいと。
お気づきなさいと。
唵南無大師遍照金剛
坂東イッキ
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画像は2011年、インドカルナータカ州フブリにある村のシヴァ祭でのプジャ(護摩)
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